豆知識

餃子などの皮の冷凍方法について!冷凍と解凍には細心の注意を

餃子や春巻などの皮が余っている場合に、どのようにして保存をすれば良いのか迷うことがあります。未開封のものならまだしも、一度開封してしまったり皮を作ったりした場合にすぐに捨てるのももったいない気がします。

今回は余っている皮について冷凍保存できるのか、また冷凍保存を行うためのコツについて解説していますので、ぜひともお役立てください。

1. 餃子などの皮はすべて冷凍保存が可能

結論から言うと、餃子・シウマイ・春巻・ワンタンそれぞれの皮は冷凍保存ができます。冷凍保存すると一般的に冷蔵保存に比べると日持ちがしますので、一定期間でなかなか食べきれないのであれば、冷凍保存を検討してみても良いでしょう。

冷凍保存が可能というのは市販用の未開封のものだけでなく、開封した皮や自前で作った皮においても同様です。とくに開封した皮や自前で作った皮であれば、冷蔵保存をしたとしても3日程度しか持ちませんので、冷凍保存をするとそれよりは長持ちする可能性が高く、食品ロスを防ぐことにつながります。

2. 未開封の場合は袋のまま冷凍保存ができる

未開封の皮の場合は冷蔵保存や冷凍保存両方とも対応できます。冷蔵保存を行う場合は1週間から2週間程度は持ちますが、詳しい賞味期限は袋に記載されていますのでそれに従うようにしてください。

それに対して、冷凍保存を行う場合は1ヶ月程度持ちますので、袋のまま冷凍保存を行えば良いでしょう。袋に入ったまま冷凍保存を行うことで良い状態で保存ができますので、風味が落ちる可能性が低くなります。

3. 冷凍保存する際は1枚ずつラップで包んでからジッパー付きの保存袋に入れる

未開封の場合は袋に入ったまま冷凍保存を行えば良いでしょうが、一度開封したり自前で皮を作ったりした場合は空気を抜きながらジッパーが付いた保存袋に入れます。一度開封した場合は皮が硬くなりやすいので、素早く冷凍保存を行うことがポイントです。

冷凍保存をした時にくっついて取れなくなることを避けるために、冷凍する皮を1枚ずつラップで包みます。1枚ずつラップに包んだのであれば、小分けにした分量ごとにラップに包んで、それを空気が入らないように保存袋に入れてください。

4. 冷凍保存期間の目安は1ヶ月

冷凍保存をした場合の賞味期限は1ヶ月ほどと言われています。未開封のまま袋で冷凍保存をした場合は1ヶ月ほど経っても十分に美味しくいただけるでしょう。

しかし一度開封した場合や自前で皮を作った場合は、未開封の場合に比べると長持ちしない可能性が高くなりますので、1ヶ月よりも前に食べ終えるようにしてください。一度空気中に触れた皮に関しては劣化するスピードが早くなりますので、1ヶ月という賞味期限よりは早く食べ終わるのがベストです。

一度冷凍保存をしたものを解凍し、再び冷凍保存するのは食品保存の観点から止めておくべきでしょう。いくら賞味期限が来ていないからと言っても、美味しく食べられない可能性が高くなります。

5. 使う前日に冷蔵庫で自然解凍する

冷凍保存をした後に調理で用いるのであれば、それを解凍しないといけません。いくら冷凍を適切に行えたとしても、解凍する時に適切でなければ美味しくいただけません。

解凍する際には調理する前日の夜ぐらいから冷凍室から冷蔵室に移して、自然解凍するのが望ましい方法です。解凍後に少しでも風味を落とさないためにも、冷蔵庫で時間を掛けて解凍をした方が良いでしょう。冷蔵庫では無く常温で自然解凍をすると、冷凍した際の水滴が皮に付着しやすくなり水っぽくなりますので、できれば避けるべきです。

6. 電子レンジを使って解凍しないほうが良い

冷凍した食材によっては電子レンジで解凍することを推奨しているものもありますが、餃子などの皮の場合はあまりおすすめできません。すぐに餃子の皮を使いたいという場合に、手っ取り早く解凍するために電子レンジを使いがちですが、それでは水っぽくなり美味しくなくなりますので止めた方が良いでしょう。水っぽくなると味が落ちますし、皮が破けやすくなりますので、餃子などには一切向かない方法です。

7. 冷凍保存した結果腐っているならば一切食べないほうが良い

冷凍保存をした時に約1ヶ月持つと言っても、もうすでに雑菌が繁殖していた場合には、1ヶ月経ったとしてももう食べられないことが起こり得ます。解凍した時に明らかにカビが生えていたり、見た目がおかしかったり、変な臭いがしたりした場合は調理することなくすぐに捨ててください。

冷凍保存をした結果、皮にこれらの現象が起こらなかったとしても、皮が乾燥しすぎたりベチャベチャとなったりした場合は餃子や春巻などで使い物にならないことがあります。使い物にならなかったとしても、別のアレンジメニューで使い物になることがありますので、いろいろと工夫をしてみると良いでしょう。

8. まとめ

どの種皮においても冷凍保存を行うことは可能です。未開封のものであればそのまま冷凍保存を行えば良いでしょう。それに対して、開封したものや自前で作ったものの場合は1枚ずつしっかりとラップで包んだうえで、空気を入らないように保存袋に入れて冷凍保存を行います。

解凍する場合に一番味が落ちずに済むのは冷蔵室でゆっくりと行う方法です。冷蔵室に入れるタイミングは調理する前日の夜が良いでしょう。

「東都ワンタン本舗」では、餃子・シウマイ・春巻・ワンタンのそれぞれの皮を購入できます。購入した餃子などの皮においても、長期的に保存をするのであればぜひとも冷凍保存を行ってみてください。

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