餃子

餃子の皮とは?いろんな種類から何を選ぶべき?さまざまな角度からその特徴を紹介

餃子の皮とワンタンやシウマイや春巻の皮は、なにが違うのでしょうか。家で餃子を手作りするとき、一度は疑問に感じたことでしょう。

餃子は日本でラーメンと並び、最も愛されている中華料理といっても過言ではありません。中華料理といいましたが、餃子はラーメンと同じく日本独自の文化で日本人好みに進化していきました。

今回は正しい餃子の皮の知識を得て、家庭でもお店に負けない餃子を楽しみましょう。今回はシウマイ・ワンタン・春巻のそれぞれの皮との違いや、餃子の皮の種類・特徴などを詳しくみていきましょう。

1. 日本の餃子と中国の餃子

餃子は中華料理という認識があります。しかし日本の独自の文化のなかで、日本人好みに進化してきた軌跡があります。中国の餃子と日本の餃子では、どう違うのでしょうか。

1-1. 餃子は主食?

中国では日本より皮がもちもちしており、主食として考えられています。なにより皮は簡単に一から家で手作りするのが、中国の習慣といいます。しかもお祝いごとの際に食べる習慣があり、食卓に頻繁にあがる種類のものではありません。

日本はラーメンのお供で食べるイメージもあり、どちらかといえば庶民的です。そして主食ではなくしっかりおかずとして扱われていることでしょう。食べ応えとして日本の方が皮が軽いのは、おかずとして進化してきた経緯があるといえます。

1-2. 具の違い

日本は餃子といえば、大体の具のレシピが決まっています。しかし中国では具に決まりはなく、好みの具で作り上げるのが普通というのです。また日本ではおなじみのニンニクですが、中国の餃子では具として入れることはありません。

日本で餃子といえば焼き餃子が主流ですが、中国では主食なこともあり、ゆでた餃子が主流になります。南方では点心のひとつとして蒸した餃子が、おやつとして好んで食べられます。焼き餃子もありますが、これはどちらかといえば元から焼いて食べることは少なく、蒸したりゆでたりした餃子を翌日においしく食べる工夫として、焼いて食べるのです。

2. 餃子の皮は他の皮とどう違う?

一番はじめに疑問としてあげたポイントですが、餃子の皮はほかのものとはちがうものなのでしょうか。餃子の皮に似ているものとして、シウマイと春巻とワンタンの皮が思いつくことでしょう。以下ではそれぞれと比べてどこが違うか、ご紹介していきます。

2-1. シウマイとの違い

餃子の皮との違いはまずは形です。餃子は円形ですが、シウマイの方は正方形です。作る際の材料は、小麦粉とぬるま湯となっています。小麦粉は薄力粉と強力粉を混ぜあわせたもので、餃子と同じです。餃子の皮との違いは厚さになります。シウマイは肉汁まで包み込んで蒸す料理で肉の味を楽しむので、皮が餃子より薄いのです。

2-2. 春巻の皮との違い

春巻の皮は一番大きく長方形です。小麦粉のなかでも強力粉を使い、水で練ります。ほかの皮との一番の違いは、春巻の皮は生地を焼いて作っていることです。餃子の皮はこねた生地を型抜きして作ります。

2-3. ワンタンの皮との違い

形はシウマイと同じ正方形です。そしてワンタンは材料にも違いがあります。小麦粉にかんすいを入れ、そうすることで弾力のある少し黄色く色づいた皮に仕上がるのです。

3. 餃子の皮の特徴・種類

餃子の皮と一口にいっても、スーパーに行けばさまざまな種類があります。どういったときにどれを選ぶとよいのでしょうか。以下ではその特徴をみていきましょう。

3-1. うす皮餃子の皮

餡が透けてみえるくらいの薄さが特徴の皮です。この皮の特徴を存分に生かせるのが、一口餃子です。小さめサイズで、おやつ感覚で食べられる餃子となっています。フライパンやホットプレートでパリッと焼きあげましょう。またおすすめなのが揚げ餃子です。皮が薄いのでなかまでしっかり火が通りやすく、皮がぱりぱりサクサクとおいしく仕上がります。

3-2. もち粉いり餃子の皮

いつもの餃子をワンラックアップさせたいときに選びたい餃子の皮です。最大の特徴はなんといってももちもち感です。またもち粉が入っているので、伸びがよいのも特徴となっております。餡を多めに入れるほうがもちもちの食感とバランスが取れます。

伸ばして包むとひだの方のもちもち感と、具を包んでいる底のカリッと香ばしい感じが同時に楽しめるのがポイントです。向いている調理法は水餃子です。もちもちを損なわずパリッと焼けて、おうちでもお店の餃子が楽しめます。

3-3. 厚めの大判餃子の皮

厚めで大きめの餃子の皮もあります。子どもたちと餃子づくりを楽しむなら、子どもたちでも包みやすいよう大きめを選ぶのもよいでしょう。そのほかにもこちらを選択するなら、具におおきめのものを使うときに向いており、食べたときのバランスもよくなります。皮のボリュームに負けない力強い具で、餃子を楽しんでみましょう。

4. まとめ

今回は餃子の皮に注目し、ほかの食材の皮との違いや種類からその特徴をみていきました。家族みんなで具を包んで団らんしたりオリジナル餃子を楽しんだり、日本の食卓での餃子はもうおなじみになった庶民の味です。具にこだわりがあっても、これまではあまり皮に注目することはなかったかもしれません。ぜひともこの記事を参考に、皮の特徴をいかして選んでいきましょう。

「東都ワンタン本舗」では餃子の皮も種類豊富にご用意しております。とくに埼玉県産小麦ハナマンテンで作った餃子は、小麦の香り豊かでもっちりとした食感です。ぜひともお気軽にお試しください。

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