ワンタン

だれでも簡単にできるワンタンの作り方

お店で食べることが多いワンタンですが、ご自宅でも簡単に作れます。しかし、具体的な作り方がわからないという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、誰でも簡単にできるワンタンの作り方についてご紹介いたします。

1. 肉ダネと皮を作る

ワンタンの中の具である肉ダネを作るところから始まります。メインとなる食材は豚ひき肉です。豚ひき肉に対してさまざまな調味料や野菜類を加えていくので、混ぜやすいようにボウルを用意するといいでしょう。ボウルに対して豚ひき肉を入れ、そこに紹興酒やごま油、醤油といった調味料を加えます。全体的に味が馴染むように丁寧に混ぜ合わせていきましょう。目安となるのは粘り気です。粘り気が出始めるくらいにまんべんなく混ぜられたら、ネギや生姜、溶き卵を加えてさらに混ぜ合わせます。

ワンタンの具には決まりがないので、使用する肉を豚肉ではなく鶏肉にしてもかまいませんし、調味料や野菜類に関しても同じです。しかし、最も一般的な標準の肉ダネとなると豚ひき肉です。分量に関してはワンタンを作りたい数によって決まりますので、事前に何個のワンタンを作るか決めておくと食材の用意もしやすいのではないでしょうか。

続いて肉ダネを包む皮を用意しましょう。市販されている皮でもかまいませんし、余裕があれば自作してみるのも楽しいものです。自作する場合ですが、薄力粉と強力粉、塩がベースとなります。これらをボウルに加えた上で、水を加えながら混ぜ合わせていくのです。水は一気に入れてしまうのではなく、粉の状態を見ながら徐々に加えていくようにすると、水分が多すぎたという失敗を防げます。ひとまとまりになるまでこねたら、後は袋に入れて約1時間寝かせましょう。最後に麺棒を使って1mmほどの薄さになるまで伸ばし、適度なサイズにカットしたら皮の完成です。

2. 皮で包む

皮が完成したら、いよいよワンタンづくりです。左手の手のひらに皮をのせ、その中央に肉ダネをのせましょう。通常のワンタンはそれほど多くの肉ダネをいれませんので、目安となるのはティースプーンの1/3杯ほどです。そして皮を包み込んでいくことになるのですが、包み方には大きく分けて2種類あります。

ひとつは最もオーソドックスな三角に折る包み方です。皮のフチ部分に指で水をつけ、頂点を重ねるようにして半分に折りたたむことで、三角形になります。もうひとつは頂点をずらすパターンです。皮のフチに水をつけるところまでは同じですが、あえて頂点をずらした状態で半分に折りたたみます。この状態でも十分ですが、食べやすいサイズにする場合には、そこからさらに両端を中に折り込むようにしてたたむといいでしょう。

餃子のようにひだを作るようにして折りたたむという方法もあります。いずれも食べやすさに影響する部分ですが、味そのものにはあまり関係がない部分です。どの形にするのかお好みに合わせて選択すると良いのではないでしょうか。

3. スープを作る

ワンタンそのものが完成したら、今度はスープ作りとなります。ワンタンはそのもの自体を食べるというわけではなく、基本はスープと一緒に味わう食べ物です。肉ダネも重要ですが、それと同じかそれ以上に、スープの味付けがワンタンそのものの評価を決めてしまうと言っても過言ではありません。そんなスープですが、味付けは自由ですので無限のバリエーションがあります。

基本となるのは鶏ガラベースのスープです。市販の鶏ガラスープの素を使用し、水や醤油、塩などを加えてひと煮立ちさせましょう。そこにワンタンと一緒に味わいたい野菜類をプラスして茹でるのです。代表的な野菜としてもやし、チンゲン菜や青ネギなどになります。それらも沸騰したスープへと加えて軽く煮ましょう。

また、スープに関してはワンタン用のスープが市販されています。時間がない場合や、スープが足りなくなってしまった際に重宝しますので、状況に応じて使い分けをしてみるのも良いのではないでしょうか。手作りのほうが手間はかかりますが好みの味にできるという利点があります。

スープを作る過程でついついワンタンを一緒に茹でてしまいがちですが、基本は別茹でとなります。別茹でにすることでスープそのものの味わいと、ワンタンが味わえます。また、スープにワンタンを入れて茹でることで具のだしが出て味がなじみ、また、とろみがつきますのでお好みでお試しください。

4. 茹でてスープと混ぜる

いよいよラストスパートです。ワンタンをまずは茹でましょう。目安としては4分ほどとなりますので、ワンタンの皮が透き通って肉ダネが見えるようになったらOKです。

すべてのワンタンを茹で終わったら、スープに入れて再び熱します。最後に胡麻油を一回し入れるのがポイントです。独特な風味がプラスされますので、苦手でなければぜひ入れてみましょう。白ごまを適量振りかけるのもおすすめです。あとは器に盛るだけで完成となります。一人前ずつでも良いですし、大きな器に盛ってみんなでシェアする形でもいいでしょう。

5. まとめ

ワンタンのポイントとなるのは、ワンタンそのものとスープです。どちらもとても簡単に作ることができますし、老若男女問わず愛されるメニューでもありますので、ご自宅で手作りワンタンを味わってみてはいかがでしょうか。ワンタンの皮にはかん水を使用していますので独特な香りとつるっとした食感が楽しめます。「東都ワンタン本舗」では、初心者の方でも簡単にワンタンづくりが楽しめるようなワンタン用の皮を販売しておりますので、ぜひお気軽にお求めください。

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