餃子

法人で餃子の皮を発注する際の流れをご紹介

餃子専門店や居酒屋など、餃子をメニューとして提供する飲食店では、仕込みの際に当然餃子の皮が必要になるかと思います。店舗で自作することも可能ですが、大量に必要となることが予想されますので、多くの場合外注していることでしょう。

そこで今回は法人で餃子の皮を発注する際の流れについてご紹介いたします。

1. 既製品

餃子の皮を提供しているメーカーでは、メーカーが定番のサイズとして用意している既製品が存在しています。とくにこだわりや細かいオーダーがない場合には、気軽に注文できますのでとても便利です。また、一般的なサイズ感の皮となるため、初めての発注の際にも安心です。既製品を注文する場合には以下の3つのポイントに注目しましょう。

1-1. 直径

まずは皮の直径です。皮の直径は包み終わった状態の餃子サイズに影響を与えますので、どのサイズの餃子にしたいかで決めるようにしましょう。また、直径が大きいほど、中に餡をたっぷりと入れられます。具沢山の餃子にしたい、あるいは餡となる食材が大きめのものである場合には、直径が大きいものを選ぶようにしましょう。

1-2. 枚数

枚数はコストパフォーマンスに関係します。たいていの場合、25枚など複数枚で1セットとなって販売されていますので、その枚数に対してセットの金額がいくらなのかという計算になるわけです。コスト面においては安いほどいいですし、一方で安いからといって品質が劣ってしまったり、目的に合っていない特徴の皮だったりでは意味がありませんので、あくまでも参考として確認するといいでしょう。

1-3. 厚み

皮の厚みも重要なポイントです。厚みがしっかりとしている場合ですと、まず餃子の皮が破れにくくなります。具沢山にしたとしても、安定感のある餃子に仕上がるというわけです。ただし、皮が厚いとその分餡の量がそれなりに必要となりますので、バランスを保つのが難しいという特徴があります。理想とする餡の量などに適した厚みでなければなりません。

2. セミオーダー

既製品では理想とする餃子に適していない場合や、既製品では特徴がないと感じる方におすすめなのが「セミオーダー」で餃子の皮を注文するという選択です。セミオーダーで指定できるのは基本的に直径と厚みです。この2点が餃子のクオリティや特徴に直結しますので、手軽にオリジナリティを出したいという場合にはうってつけでしょう。

こだわりが強いという方や、特注でなければならない内容ですと物足りないかもしれませんが、そこまでではないものの既製品は使用したくないという場合にぴったりです。指定の範囲内であれば自由に指定できたり、用意されているサイズから選択したりなど、メーカーによってオーダーできる内容には違いがあります。皮の厚みに関しても同様です。セミオーダーとはいえ、用意されている機械が対応可能な範囲でなければなりませんので、制限があるのは仕方のないことでしょう。

セミオーダーをする際に注意しなければならないのが、ロット数です。たとえば極端な話、30枚だけセミオーダーの皮を注文することにした場合、注文する側は最低限の枚数で十分かもしれませんが、作成するメーカーにとっては少量ではコスト的に難しくなるため承れないことが多くなっています。ロット数という最低限のオーダー数を設けることで、それ以上の注文である場合にはじめて加工できるようになるというわけです。

3. フルオーダー

フルオーダーはその名の通り、全てにおいて事細かに指定してオリジナルの餃子の皮を作れる手段となります。セミオーダーで指定できる直径と厚みに加え、原料や小麦粉の種類、加水の割合などに至るまでお好みに合わせて加工することが可能です。

とくに専門店のように、他店にはないオリジナルの餃子をメニューとして打ち出す場合、餃子としては皮あるいは餡がオリジナリティを出すことのできる部分となります。餡に関しては食材次第でもありますので、自由に決められますが、皮に関しては自作しない限り既製品を選択するしかないわけです。セミオーダーでもサイズに関する部分のみの指定にとどまってしまいますので、そういった場合にフルオーダーは真価を発揮します。

ロット数や小麦粉の銘柄など、自由とはいえ何でも選択できるというわけではありません。あくまでも可能な限りというかたちにはなりますが、多くの場合それで事足りるはずですので、他にはない組み合わせによって特別な餃子を作るためにはぜひ活用すべき手段といえます。

4. 発注の流れ

発注の流れですが、どのような皮にしたいのかによって若干異なります。とにかく皮が必要という場合や、既製品で問題ないという場合には、用意されている商品の中から種類と個数を指定することで発注が完了します。ここで気にしなければならないのは最低ロット数のみとなりますので、それ以外に関しては何も考える必要はありません。

セミオーダーの場合ですと、直径と厚みで指定できるサイズをまず確認しましょう。その中から希望とする直径と厚みを選択し、加工してもらうことになるのです。既製品と違い加工という工程が増えますので、納品までに若干時間がかかりますが、大幅に遅れるということはありません。生地自体は既製品と同じですので、あくまでもサイズに対するこだわりがあるという場合におすすめできる手段です。

フルオーダーの場合はかなり時間がかかってしまう可能性が高くなってしまいます。しかし、それはあくまでもオーダーできる項目が多いので決定するまでに悩んでしまった場合のことで、はじめからオーダー内容が決まっているということでしたら時間がかかってしまう部分は加工だけです。試作も可能ですので、試行錯誤された末にオーダー内容が確定したら、あとは完成を待つだけです。

5. まとめ

餃子の皮発注の流れですが、どの種類の皮にするのかによって変わります。既製品ですと最もシンプルではありますが、オリジナリティが出ませんので、どういった餃子にしたいのかをまず明確にすることが大切です。
「東都ワンタン本舗」では、小ロットからの発注も承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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